注文住宅は自分たちの生活スタイルに合わせた家をつくることが可能で、あらゆる面でオーダーメイド感覚が楽しめる、という大きなメリットがあります。その一方で相場を調べると、大手ハウスメーカーの標準プランの新築よりも高額になることがほとんどで、その価格差は設計費や仕様によってさまざまです。注文住宅の相場は、土地の価格、設計費、建築費など様々な要素が絡んできます。特に、設計費は建築会社によりけりで大きく変動しますが、一般的には建築費の10%~20%程度と考えられています。
そのため、建築予算を組む際には、設計費も予算に計上するように心がけましょう。また、選ぶ設備や素材、建築方法などによっても、注文住宅の相場は大きく変動します。その一方で、素材や設計にこだわることで生まれるメリットも決して少なくありません。たとえば、耐久性に優れた素材を選択すれば、長期的に見てメンテナンス費用を抑えることが可能になります。
また、あらかじめ省エネ性や耐震性を重視した設計を行うことで、災害時の被害を最小限に抑えるとともに、長期的なランニングコストを削減することも可能となります。加えて、注文住宅の大きなメリットの一つが、家族構成やライフスタイルに合わせた自由な間取りを実現できることです。たとえば、在宅ワークをする場合、リビングとは別に静かなワークスペースを確保することができます。また、趣味やライフスタイルに応じた特別な空間を設けることも可能です。
このように、自分たちの生活に最適化された居住空間を手に入れることができるのも、注文住宅ならではのメリットと言えるでしょう。いくら注文住宅とはいえ、高すぎては手が出ないもの。そのため、自分の希望と予算をしっかりと見極め、無理のない範囲でのプラン作りが大切なのです。また、完成後も安心して暮らすためには、いざというときのアフターサポートも注文住宅選びの大切なポイントとなります。
まずはしっかりと注文住宅の相場を調べ、理想と現実のバランスを見つけながら、自分たちにとって最適な住まい探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。